走行編(続き)

 走行前にミーティングがあり、旗(フラッグ)の説明、
コースの説明などがビデオも使って行われました。
ホームストレートを見渡せるコントロールセンターにて
行われましたが、参加者の多くは、外のレースに釘付け?
EP82スターレットのレースが行われており、ストレートでは
各車スリップストリームに入って、というより殆どぶつけ合い!
に見えました。...色々勉強になりました。

 (コースレイアウトはこちら。)

 各車コースイン、3周の慣熟走行の後、いよいよ全開?走行
に入ります。 ライン取りは何となく理解できたものの、ブレーキング
ポイントが良く判りません。第1コーナーの突っ込みでは下手をすると
そのままコースアウトして砂場に着地するそうです。「深さ30cmの
砂場だから、突っ込んだらユニックのお世話だよ」と脅されました。
「…レオーネなら4駆で車高も高いから自力で脱出できるんじゃ?」
と一瞬思いました。やってみはしませんでしたが。  基本的に
アウトインアウトのライン取りで走ります。第1コーナーではやはり
進入する時充分スピードを落とさないと大アンダーになります。
Lo2速でアクセルを加減してアンダー出さないように。でも
ここをクリアすれば、そのままインベタで走れば、次のサントリー
コーナーはアウトから進入、アウトとインの縁石を結ぶようなライン
だと楽に抜けれました。さらに次のヘアピンコーナーでも思い切り
アウトインアウトのライン取りで走りました。(でないと曲がれない。)
ヘアピンを抜ければ、次のダンロップコーナーまではベタ踏み!
Lo3速6500〜7000まで回します。ダンロップをLo2速で抜ければ
最終コーナーをLo3速→Lo4速全開(のつもり)で走ります。 
ストレートに戻ってきたらひたすら床が抜けるまで全開?なのですが、
ここでHi4速にシフトアップしても、なかなかスピードが乗りません。
(現代の水準でみれば)非力なエンジン+車高が高く空気抵抗が
大きいボディ故でしょうか。速い現代のクルマにぶんぶん抜かれ
ます。第1コーナー前200mの看板の位置でやっと160kmに届くか
という速度。現代のクルマは楽に200kmオーバーだそうです。
ストレート以外はデュアルレンジはLo側、2〜4速、ストレートで速度
が乗ってからHi4速を使いました。、当然コース上ではずっと4WDで
走りましたが、決して曲がらない、という印象ではありませんでした。
前述の車高のセッティング、+タイヤ空気圧を冷間でフロント2.1、
リヤ2.3kg/cuとリヤを高めにすることで、リヤを振り出し易く
したことも一因でしょう。タイヤの性格からか、扱い難いことは
全然なく、コーナーではアクセルオンで素直にテールを振り出し、
安定してクリアできました。レスポンスの良いNAツインキャブエンジン
のおかげでもあります。カタログ等にある舗装路でドリフトしている写真
が信憑性を帯びてきました。 

 あっという間の30分でした。現代のクルマのスピードには全然ついて
いけず、というよりJTやPFのジェミニにも路を譲りましたが。 レオーネ
でここまで楽しめるとは驚きです。直結4WDの独特のコーナーリング、
デュアルレンジを駆使して、レスポンスの良いNAツインキャブエンジン
の咆哮、7000rpmの雄叫びを聴くことができました。清水和夫、
板橋徹 両氏以来の快感!を味わったと言えば大げさですが。
(600馬力のポルシェ956と一緒に走らざるを得ない感覚も
理解できました....。)

(秘蔵の資料;サーキットのレオーネ はこちら)

追伸;当日出走したクルマ達


3T-GTを載せたセリカ。レオーネと同じ頃ラリーで活躍してました。


(写真左)手前、ロータスエリーゼ、後ろBMW M3 (横のシーマは違います。)
(写真右)新しいM3やアルテッツァなど。この他にもR32〜34GT−R,NSX,
 FDのRX−7等。現代のクルマはやっぱり速い。


 

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