レオーネの歴史について,簡単に説明しましょう。
初めて レオーネと名付けられたクルマがスバルから世に出たのは,1971年の
ことでした。それまでの,シンプルだがどこか野暮ったいff−1 1300Gのス
タイリングとはうって変わったウェッジシェイプのクーペボディが,まずデビューし
ました。その後,4ドアセダン,2ドアセダン及びバンが追加されました。エンジン
は基本的に1300Gの物をボアアップした1400cc,勿論水平対向4気筒OHV
3メインベアリングは変わりません。スポーツ仕様のGSRにはツインキャブレター
も奢られました。後に追加された,初代RXもツインキャブです。
足廻りは,ff−1よりは普通になり,フロントはマクファーソンストラット,ブ
レーキも一般的なアウトボードタイプとなりました。但しリヤサスは独特のトーショ
ンバースプリングを用いたトレーリングアーム式です。また,国産初の乗用タイプ4
WDもまずバンに,ついでセダンにラインナップされました。途中,世界一厳しい排
ガス規制を経て,また対米用大型バンパーを装備したハードトップボディのグランダ
ムシリーズや,ピックアップタイプのブラットも派生したりしながら1979年まで
生産が続けられました。
初代レオーネ これは初期のクーペモデル。
これは排ガス対策後に追加されたグランダムシリーズ セダンのラリー
仕様車。 後ろに見えるのはブルーバードU。懐かしい。(追記↓’09.5.20)
上の2枚は、このページの読者で、写真の実車、1400GSRを所有のM様よりいただきました。
どうもありがとうございます。 イラストと同じアングルで撮影されるなど、なかなかの写真の腕前です。