ブロワーファンが動かない (AM−5バン)

 

 普段は滅多に壊れることのない物が壊れてしまったので、久々にアップします。...

 現在主に仕事、荷物運び用に使っているAM−5バン、実は買った時から
ヒーターを入れる、つまりファンを回すと、何故か水温計や燃料計の針が動き、誤動作する。
恐らく、ブロワーファンの配線のどこかが短絡するか何かして、他のメーター類の配線に
悪影響を及ぼしているらしい、のは薄々判っていた。そしてついに、ブロワーファンは
ウンともスンとも動かなくなってしまった。最初はファン本体だと思っていた。買った時から
ファンを回すと、ジーーッ、という異音がしていたので。

blowerfan.jpg (50785 バイト)

ブロワーファン本体。グローブボックスの下あたりに付いています。    
これを部品取り車から外した物と交換してみたのだが...やはり動かない。
これは電気配線系統だ。厄介だな。
 テスターを使って調べてみた。ヒューズボックスまではちゃんと電気が来ている。
ヒューズそのものも切れてはいない。次に考えたのは、ファンスイッチ。つまり計器盤中央にある
空調コントロールダイヤルの部分。この中の、ファンスイッチの部分を、やはり部品取り車から
外して交換してみた。

heacon1.jpg (50120 バイト)

いろいろ外すと、こんな感じになる。自信のない方はやめた方がいいような作業です。
樹脂部品は古くなり劣化しているので、何かの拍子に割れてしまう事が多々あります。
割れたらおしまい。部品はもう恐らく出ないので、自分で作るしかありません。
写真向かって左側がブロワーのスイッチ。これを難儀しながら交換したのだが、やっぱり
ブロワーファンは動かない。電気配線をずっと辿って調べるのは、とてもじゃないが無理だ。
仕方なく、バイパス配線で直結することにした。風量コントロールができなくなっても
風が出るだけマシでしょう。ヒーターが効かないと、当地では寒くて乗っていられません。

fusebox.jpg (61517 バイト)

このように、ヒューズボックス裏側から、ヒーターの配線に分岐タップを取り付け、配線を分岐。
(こういう事は、あまりやらない方がいいかもです。)
そして市販のON-OFFスイッチを利用してやっつけ作業。

switch.jpg (64422 バイト)
 
...あぁ。風は出るようになりましたが、ONかOFFかの選択しかできません。なむ。
良い子のみんなはマネしないように。 通常の場合、こういう物は車の寿命と同じくらい持つのだが。

 

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