3代目 AA型レオーネについては,まだご記憶の方も多い事でしょう。型式認
定の際一悶着あり,登場がやや遅れ’84年に登場しました。たくさんあったバ
リエーションは整理され,当初はセダンとワゴン,バンのみでした。エンジンは,
1800のみ遂に3メインベアリングのままコッグベルト駆動でOHC化され,
EA82型となりました。NAは従来と同じ100ps,ターボは135psにパワー
アップされました。(但しライバル,例えばランサーターボはすでに1800イン
タークーラーターボで160psを出していましたが,)。リヤサスもトーションバ
ーを諦め,コイルスプリングのストラット,トランスミッションは4WD車にもや
っと5速が与えられました。4WDの切換えは,当初はパートタイムのデュアルレ
ンジでした。その後,このシャーシを流用し,超ウエッジシェイプのボディをのせ
たアルシオーネを派生させたり,3ドアハッチバックのクーペもラインナップに加
わりました。(実はこれもかなりの希少車です。)途中,4WDがフルタイム化さ
れたりしながら,レガシィの登場までの間,スバルの旗艦としての役割を果たしま
した。レガシィの登場後は,徐々に車種を整理されながらインプレッサが登場する
までの凡そ8年余りにわたって生産されました。(バンはその後も暫くの間作られ
ました。)ちなみに,このレオーネは,価格が比較的安かったこともあり,かなり
の台数が海外へ輸出されました。(追記;リヤサスの形式はセミトレーリングア
ーム型が正しいそうです。トーションバースプリングから、ダンパーユニットと
同軸配置のコイルスプリング(GTはエアサス)となりました。

('84年式 ワゴンGTターボの透視図です。)

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