もう1台レオーネを入手してしまいました。

 ’86年式 3代目レオーネ ワゴンGT。(AL7)

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ボンネット錆びてます。間近でみると傷は沢山あります。
初めて、ホイールを使い回しできる車にめぐり遭った!(...アホらし)

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珍しいマニュアル車。しかもフルタイム4駆、デュアルレンジ、デフロック付き!
距離はメーター上では7万弱。

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GTに付いているはずのエアサスは撤去され、通常のバネサスになっていました。
メカニズム的に見て、ワゴンボディのRXUのようです。

al7-4.jpg (18144 バイト)

勿論荷室はフルフラットになります。 いや、だから何だと云われても...
この車は、私の今のもう一つの趣味である音楽活動をする際の荷物運び
車として入手しました。だから実用車として乗っていきます。
スポーツカーはRXがありますから。

 乗って走ってみた感想;
スピードはちゃんと出る。ターボのマニュアルだからそこそこ速い。
でもツインキャブのAB5 RXと比べると大味。車体が大きく重い事に起因
している。でも、インプレッサやレガシィなどよりは小回りが効き、
車幅もあまり大きくは感じません。乗り易い車です。
(実は昔、会社の車はレオーネGTワゴンのAT車だった事があります。
だから乗り慣れている事もあります。)
荷物は沢山積めます。後ろにもちゃんと人が乗れます。
エアコンは今修理中ですが、パワステ、パワーウインドウなど
至れり尽くせりの装備です。(ステレオはカセットのみだけど)

その後のAL7。(総括) ’2007.1.1 追記

 凡そ2年半の付き合いになりました。
入手後すぐにブレーキをOH、エアコンを修理してボンネットの錆びもリペアして快調に走っていました。
冷却系(ラジエーター関係)のホースはところどころ交換しています。
ターボチャージャーのすぐ裏にあるタービン冷却用?のホースは熱ですぐダメになるようです。
長所といえば、その抜群の積載能力。インプレッサのSWよりもALの方が沢山積めるのです。
(インプレッサ開発担当者の言葉として、インプレッサの積載性について、3代目レオーネ(AL)
には劣るが、2代目(AJ)よりは積めます、というのがかつてあったくらい。)
この間、私は会社の寮を出て家を買って引っ越したのだが、引越しは業者に頼まず
全部私が自分でこのAL7で全て運んだのだ。会社が終わってから、夜に少しずつ、
凡そ1ヶ月掛かりましたが。 他にも、この車にチェロを積んで隣の県!のチェロの先生宅まで
片道1時間かけてレッスンに通ったり、いい思い出が沢山あります。
 不満な点も幾つかありました。一番は、そのエンジン。馬力、トルクの絶対値は充分でしたが
いかんせん一昔(二昔?)前のターボ車。アクセルを踏んでから加速するまでの時間差が
どうしてもイライラさせられました。ブースト圧が掛かっていなければ、これは只の低圧縮エンジン
ですから。 もう一つは、そのシフトフィーリング。容量の限られたミッションケース内に
半ば無理やり?5速+Hi-Loの副変速機を組み込んだミッション+デフロック付き機械式センターデフ。
実際にシフトすると、横方向のストロークが曖昧で、何速に入っているのだか判らない
何ともグンニャリとした手応えなのでした。ただ、当時のライバルと比較しても充分軽量、コンパクトに
収めたフルタイム4WDシステムは賞賛に値します。富士重工はトランスミッション、デフ等駆動系まで
全て自社開発ですが、トヨタ、日産等、他の大手はトランスミッションは外製(アイシン精機、ジャトコ等)
なのですから。 富士重工が精魂込めた?このマニュアルミッションのフルタイム4WDシステムは
インプレッサの途中(H8年頃?)まで大きな変更なく流用されました。(センターデフはビスカスに
なりましたが) BCレガシィやGCインプレッサの初期モデルのシフトフィールは、
このAL7のマニュアルミッションと同じ感触がします。(...私見ですが)
 やはり私にはターボもパワステもパワーウインドウも、電気仕掛けの不自然な物は要らない。
レスポンスのいいNAエンジン、ダイレクト感あふれるノンパワステ、オーバーサーボ過ぎない
踏力に応じてじわっと効くブレーキが必要。それを満たすには、もう一代前のレオーネに戻らなければ
なりません。AM5エステートバンを買う事にし、AL7は入れ替わりに売ってしまいました。
 

 

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