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レオーネ4WDがやって来た!

 

 先日“里親になってください”と掲示したレオーネ、結局私が譲り受ける事になりました。
28年もの間ずっと大切に乗られてきた車を廃車にしてしまうのは忍びないので
私で出来る限りの事をしてみようと思います。

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譲り受けた当初の写真。奈 56 という昔のプレートが付いていました。
今は名義変更して当地のプレートに替えてしまいました。
フロントグリルに埋め込まれたフォグランプは4WDだけの専用装備。

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マフラーの取りまわしがこの車独特の物です。泥除けが4WDを無言のうちに誇示します。
(4WDのエンブレムは外されているようです。)

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横から見た写真。全長は3.95m。そのわりに長い2.46mのホイールベース。
後席にもタイヤハウスの出っ張りはなく、車幅のわりに広いです。前車軸よりも完全に前に
搭載される、前後長の短いエンジン。こういった事情の為、なんだかスバル1000〜ff1 1300G
のシャシーに無理やり?当時流行のコークボトルラインのボディを着せたような感じになっています。
Aピラーが立っており、室内高も高い為、実寸よりも広く感じられます。

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前傾して取り付けられるリヤショックアブソーバ。

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マフラーの取りまわし。マフラーカッターは後付け。
リヤサス、リヤデフも見えます。

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広い室内。

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トランクルームも、がらんとしてて広いです。今年3月の新聞紙が敷いてありました。
前の持ち主の方が亡くなる直前まで大事に手入れされていたみたいです。

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タコメーターすら無いシンプルな計器盤。ナルディのウッドは後付け。

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ちゃんとクーラー付き。年代の割によく冷えます。

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スペアタイヤが納まるお馴染みのエンジンルーム。

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インパネにある注意書き。(FF、前輪駆動なので4輪駆動にしなくても
高速安定性は抜群です、と取説にありました。)

 

’2007.1.1 追記

 乗ってみた感覚。 エンジンは低速域からの加速感(実際の速度ではなく)が
いい。アクセルに瞬時に応答し吹け上がるエンジン。但し高回転域は頭打ち。
パワステは無くとも155サイズの細いタイヤにはちょうどいい重さのステアリング。
今の車と違い、防音材も少ないカラコンと色々音も出るが、鉄板が厚く剛性感
たっぷりの車体。街中を走りまわるくらいなら何の問題もなく、実用性も高い車だった。

 この初代レオーネ4WDは結局3ヶ月しか手元に置いておけませんでした。
当時住んでいた会社の寮が、丁度この時期から改築工事を始め、駐車スペースに
余裕が無くなった事、一人でレオーネ3台も持っていると他の寮生が寮監殿に
告げ口したり、で、この車用に民間の駐車場を借りたりもしましたが、その為
金欠になり、泣く泣く手放してしまったのです。 でも、この初代レオーネ4WDは
私(とChappy氏)の心に大きなインパクトを残していきました。
 この時の体験から私は、会社の寮を出て、誰にも邪魔されない自分の家を持とう
と決心したのでした。更に、この初代4WDの、カタログ値パワーは無いけれど
レスポンス抜群のNAエンジン、ダイレクト感あふれるノンパワーステアリング、
その走行感覚は私の脳細胞に刻み込まれてしまったのでした。
(そしてAM-5を入手する伏線となったのかも。)

 

 

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